海外食洗機、機械内部の乾燥についての違い

日本製食洗機は、電気ヒーターでしっかりと食器を乾かす機能が備わっています。
理由は、おそらくですが、日本人のきれい好きという文化的側面が強いと思いますし、乾燥=衛生的だという固定観念があり、名称も【食器乾燥機】です。

海外の食洗機は、【食器洗浄機】の略ですから、目的が違います。
つまり、欧米の食洗機は、“汚れを落とす“ことを目的しており、自然の原理を生かした”余熱乾燥“方式が基本です。

メーカーによって、余熱乾燥方式は違います。
ボッシュ・ガゲナウは、水分を吸着すると熱を発するゼオライトと言う鉱物が備わっており、これで乾燥を促します。
ゼオライトは、リンス剤と非常に相性がよく、リンス剤を入れる時と入れない時の差は、使ったときに実感していただけます!
この鉱物は半永久的に使用することができ、交換や補充の必要はありません。

ミーレ・アーエーゲーは、洗浄工程が終わると自動で5㎝ほどドアが開きます。熱い蒸気を外に排出することにより乾燥を促してくれます。

アスコは、強制的にファンを回し、給気排気をしながら乾燥を促します。

どの方式でも、寝る前にスイッチを入れると朝方には気にならない程度まで乾燥されています。節電効果、抜群です!!